理論→言説への読み替え

私のやろうとしていることは理論社会学なのか、歴史社会学なのか? 教育実践者が抱く「児童観」の分析ってどうやってやるんだろう。


…とりあえず手許にある三冊(『責任と正義』・『メディアの教育学』・『教育人間論のルーマン』を寄せ集めてみて、論じる手つきを検討。大まかにみるところ、順番に以下のようなことを分析し、論を深めている。

  • 「行為(出来事)」の同定をどうこなしているか(in『責任〜』#2)
  • 「美的経験」とはどのような出来事だとみなされているのか(in『メディ〜』#12)
  • カントとルーマンにおける「意識」はどのような違いがあるか、それは「主体」概念にどう影響しているか(in『教育』#9)

引用は地の文に収めながら論を展開している。引用を解釈しつつ、それぞれの同一性と差異をうきぼりにさせているという感じかな。と、書いてて思ったんだが、これらの分析って、先人が理論として(あるいは論文の背後仮説として)提出したことを「言説」として扱っているんですね、きっと。ということで納得........。