ついに3章、書き終わる。その量、400字詰め原稿用紙にして70枚(普通、論文の原稿用紙って400字詰めでカウントしますよね?)。明らかに少ない(ちなみに目標は120枚前後だった)。課題はおそらく明らか。言説分析ができていないのだと思う。振り返ってみると、教科書を使いながら「読むこと」「書くこと」をどう処理するかに対する諸クレイムの背後に蠢いている《欲望》や《前提》は抉り出そうとしたし、ある程度成功していると思うんだが、そこから「子どもの言語学習」を賭金として構築される「制度」「言説」のメカニズムを問題化しきれていないんじゃないかと思う。あるいは同時代における他の場所で見られる兆候や共有項の分析なんかも射程に論を組み立てていない。


暫く他のジャンル(ジェンダー論、少年犯罪論がいいかな)を読む修行が必要かな?